昨今、ホームページだけではなく、
SNSやブログによる
コミュニケーションが盛んになり、
文章のなかで話し言葉を使う場面が
多く見られるようになりました。
それにともない、
会社のホームページやビジネスメールなど
本来書き言葉で伝えるべきところで、
間違って話し言葉が使用される
ケースも増えています。
かく言う私も、
その(しばしば誤用する)ひとりです。
ホームページ運営を
ビジネスの一戦略として捉えるなら、
そこに組み込まれる文章も
ビジネスにふさわしい表現が
求められます。
面接や商談など、対面で人と話す際
相手の会社のことを、
「御社」と言うのに対し、
書面やビジネスメールなどであれば、
「貴社」と表します。
これは、同じく「きしゃ」と読む
記者、帰社、汽車などとの混同を
避けるための措置なのだそうです。
繊細で美しいのが
日本語の特徴のひとつではありますが、
その分ビジネスを含めた
さまざまな場面での使い分けが必要で、
時に難しささえ、感じてしまいます。
注意していないと、
つい間違いがちな例を、挙げてみます。
話し言葉 書き言葉
じゃなくて、～ ではなく、～
やっぱり やはり
全然 まったく
絶対に 必ず
こんな/こういう このような
とても/すごく 非常に/大変
どんなに いかに
なので/だから そのため/したがって
したんです したのです
食べれない 食べられない
上がってる 上がっている
でしかない にすぎない
～とか ～や
～みたい ～のよう
その他にも、ビジネスシーンに役立つ
多くの使い分けがあります。
こちら(※ 話し言葉と書き言葉)も
参照されてみてください。
日常的に使用する話し言葉は
とても親しみやすく、
趣味のホームページで見られるように
つい使いたくなると思われます。
ただ一方で、ビジネスを行う上では
幼稚で、非常識ととられる
可能性もあります。
ビジネス目的のホームページであれば、
不特定多数の読者さんが対象となるため、
やはりきちんとした書き言葉が
適していると思われます。
ただし、書き言葉を使用すると
どうしてもビジネスビジネス色が出て
やや硬い印象に
なってしまうのが歪めません。
また、ビジネスによっては
比較的若い年齢層が、
そのホームページにおけるターゲット
となることも考えられます。
そうした場合は、
意図的にキャッチーな話し言葉で
注意を惹きつけるなど、
臨機応変に使い分けることも
考慮にいれてみてください。
ここでもやはり、競合他社の
ホームページを参考にするなど、
色々とビジネスを盛り上げる
工夫を、期待しております。
ホームページを作る目的は
はっきりしているけれども、
気を付けるべきポイントが分からない
という方は、こちらの記事もどうぞ！
【ホームページを作成する上での注意点】
