個人事業主として、一企業として
ホームページを作成運営するとなると
インターネットをとおした
さまざまな取引が
交わされる機会も多くなります。
それにともない、気をつけたい
守るべき法律を知る努力も大切です。
ここでは、ホームページを作成する際
頭に入れておきたい、関連のある
法律情報について
お伝えしておきたいと思います。
今回は
著作権法、個人情報保護法、特定商取引法、
薬機法(旧:薬事法)、景品表示法
この5つの法律に絞ってみました。
それでは順番に、見ていきましょう。
気をつけたい法律1.著作権法
これは別の記事(※)でも触れましたが、
無許可で、他人のイラストや写真
などの画像、文章を利用した場合に、
著作権侵害にあたり
著作権法の違反となります。
※【ホームページを作成する上での注意点】
この著作権法は、著作権者に無断で
著作物を使用することを禁じる法律です。
通常著作物というのは、
学術、文芸、美術、音楽など
が対象となりますが、何も特別な
芸術作品だけではありません。
私たち一般人が作成した
先ほど挙げたホームページ上の
イラストや写真、文章に図表なども
含まれますので、注意が必要です。
気をつけたい法律2.個人情報保護法
高度情報化社会の進展にともない
個人情報は、個人の人格尊重の立場から、
適正に取り扱われなければならない
とする法律のことです。
個人情報とは、氏名、生年月日、住所、
電話番号だけではなく、メールアドレス
なども含まれます。
ホームページ上に設置された
問い合わせフォームなどから、
氏名やメールアドレスなどの
個人情報を扱う機会も
増えると思います。
少しでも個人情報を扱っていれば
個人情報取扱事業者とされるため、
しっかりとこの法律(個人情報保護法)
を理解した上で、守っていかないと
いけません。
気をつけたい法律3.特定商取引法
特定商取引法は、
通信販売(ネットショップなど)や
訪問販売その他の消費者トラブルを
生じやすい取引を対象に、
事業者が守るべきルールを定め、
消費者の利益を守るための法律です。
著しく事実に相違する表示など、
誇大広告を禁止しているほか、
ホームページ内で商品を
販売する事業者に対し、
販売条件の表示を義務づけています。
気をつけたい法律4.薬機法
こちらの法律では、「医薬品」
としては認められていない
にもかかわらず、
いかにも効能があると書いて
販売することを、禁じています。
医薬品、化粧品、健康食品、
特定保健用食品などを取り扱う場合に、
注意を要する法律です。
気をつけたい法律5.景品表示法
景品表示法(※1)は、
不当表示や不当景品から
一般消費者の利益を
保護するための法律です。
基本的な考え方としては、
消費者にまちがったことを伝えたり、
過剰な期待をさせてはいけない、
というものです。
不当表示とは、商品やサービスの
品質、価格について、一般消費者に
実際のものより著しく優良または有利
であると見せかける表示を指し、
これを法律により禁止しています。
また、ホームページ上の取引で、
実際に売る商品は粗悪で価値のない
ものであるにも関わらず、
豪華なプレゼントに釣られて
消費者が商品を買うケースがあります。
これにより消費者は
不利益を受けることになり、
この場合に提供された景品(プレゼント)
を不当景品と言います。
この法律では、消費者保護を目的に
このような景品類の最高額などを
制限しています。
以上で、
ホームページで記事を作成する際
気をつけたい5つの法律の話を終えます。
このほかにも、ホームページの運営上
留意すべき法律は多く存在します。
あまりに神経質になり過ぎて
作成中の手が止まってしまうのも
考えものですが、おのおの
該当する法律は、しっかりルールを守る
という意識が大切です。
自身または自身の会社を守るとともに、
作成したホームページを
安心して利用していただけるよう、
日ごろから法律には
関心を持つようにしましょう。
(※1参考:消費者庁公式ホームページ)
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